マンジャロは20代でも処方される?160cmなら47.4kg超で始められます
20代でも処方されます。年齢の条件は満たしているので、あとはBMIの確認だけ。BMIが18.5を超えていれば2.5mgから始められ、20以上なら5.0mgまで進めます。20代で先に決めておくことと、申し込む前に伝えることをまとめました。
「20代でも処方してもらえるのか」。年齢で断られるのではないかと心配して調べる方が多い質問です。
20代でも処方されます。年齢の条件は満たしているので、あとはBMIの確認だけです。BMIが18.5を超えていれば2.5mgから始められ、20以上なら5.0mgまで進められます。身長160cmなら47.4kg超で開始でき、51.2kg以上なら5.0mgも選べます。165cmは50.4kg超と54.5kg以上、170cmは53.5kg超と57.8kg以上が目安です。
始められる条件と、この世代で先に決めておきたいことを順に見ていきます。
※本記事に掲載されている体験談や口コミは、あくまで個人の感想です。効果・効能には個人差があり、同様の結果を保証するものではありません。また、本記事の内容は医学的アドバイスではありませんので、使用を検討される際は必ず医師にご相談ください。
20代なら年齢の条件は満たしている
年齢について、多くのクリニックは18歳以上または20歳以上を条件としています。承認の判断に使われた臨床試験の参加条件が、国際共同試験で18歳以上、国内試験で20歳以上だったためです。

出典 厚生労働省最適使用推進ガイドライン チルゼパチド(販売名 ゼップバウンド皮下注アテオス)
20代であれば、どちらの基準でも年齢の条件は満たします。次に見るのは体格です。
ミライメディカルクリニックの基準は次のとおりです。
| 条件 | 内容 |
|---|---|
| 初回の用量 | 2.5mgから開始 |
| BMI18.5以下 | 処方不可 |
| BMI18.5〜20 | 2.5mgのみ。5.0mgは処方不可 |
| BMI23未満 | 10.0mgは処方不可 |
BMIは体重(kg)÷身長(m)÷身長(m)で計算します。身長160cmなら、BMI18.5は47.4kg、BMI20は51.2kgです。
20代でBMIの条件を満たすのはどれくらいか
令和5年の国民健康・栄養調査では、肥満者(BMI25以上)の割合が年代ごとに次のように報告されています。

| 年代 | 男性 | 女性 |
|---|---|---|
| 20〜29歳 | 23.2% | 11.8% |
| 30〜39歳 | 30.2% | 12.4% |
| 40〜49歳 | 34.3% | 19.0% |
| 50〜59歳 | 34.8% | 24.3% |
| 60〜69歳 | 35.0% | 25.0% |
| 総数(20歳以上) | 31.5% | 21.1% |
出典 厚生労働省令和5年国民健康・栄養調査結果の概要
20代女性の11.8%は、全年代で最も低い数字です。50代女性(24.3%)の半分以下にあたります。
一方で、同じ調査では20〜30歳代女性のやせ(BMI18.5未満)の割合が20.2%と報告されています。20代女性は、肥満より痩せのほうが多い世代です。
令和5年国民健康・栄養調査より作成
BMI18.5以下の方には処方できない
BMI18.5以下の方に処方しないのは、この背景があるためです。すでに標準より軽い状態からさらに減らすと、体調に影響が出ます。
体重が減るとき、脂肪だけが減るわけではありません。筋肉量も一緒に減ります。20代で筋肉量が落ちると、その後の代謝にも関わってきます。
「見た目をもっと細くしたい」という理由での使用は、公的な考え方としても想定されていません。厚生労働省のガイドラインには、治療対象となる肥満症以外での痩身・ダイエットなどを目的に投与してはならない、と明記されています。
20代の基礎代謝は最も高い時期にある
厚生労働省のガイドラインには、体重から基礎代謝量を推算する式が示されています。この式は年齢で係数が変わります。
| 性別 | 年齢 | 基礎代謝量の推算式 |
|---|---|---|
| 男性 | 18〜30歳 | 15.057×体重(kg)+692.2 |
| 男性 | 31〜60歳 | 11.472×体重(kg)+873.1 |
| 男性 | 60歳超 | 11.711×体重(kg)+587.7 |
| 女性 | 18〜30歳 | 14.818×体重(kg)+486.6 |
| 女性 | 31〜60歳 | 8.126×体重(kg)+845.6 |
| 女性 | 60歳超 | 9.082×体重(kg)+658.5 |
総エネルギー消費量はこの推算値に1.3を掛けた量とされ、そこから約500kcal少ない摂取量が目標とされていました。
体重70kgの男性で計算すると、18〜30歳では約1,746kcal、31〜60歳では約1,676kcalです。31歳を境に何が変わるかはマンジャロを30代で始めるなら?で詳しく扱っています。20代は係数が最も大きく、体重に対して消費するエネルギーが多い時期にあたります。
つまり20代は、食事と運動の見直しだけで結果が出やすい世代でもあります。薬を使う前に試せることが残っている場合が多くあります。
マンジャロを20代で始めるときに決めておくこと
厚生労働省のガイドラインでは、保険診療でチルゼパチド(マンジャロと同じ有効成分)を肥満症の治療に使う場合の条件として、適切な食事療法・運動療法を6ヶ月以上実施しても十分な効果が得られていないことが挙げられています。
自由診療ではこの条件がそのまま適用されるわけではありませんが、考え方としては参考になります。
申し込む前に医師へ伝えておくこと
妊娠に関する注意
厚生労働省のガイドラインでは、妊婦または妊娠している可能性のある女性には投与しないこと、妊娠する可能性のある女性には投与中および最終投与後1ヶ月間の避妊の必要性と適切な避妊法について説明すること、とされています。
最終投与後1ヶ月というのは、半減期が約5〜6日で体から抜けるまでに時間がかかるためです。妊娠を考えている場合は、その時期を含めて医師に相談してください。
低用量ピルとの併用についてはマンジャロとピルは併用できる?で扱っています。
やめた後に戻りやすい
20代で始める場合、治療の期間より、そのあとの人生のほうが長くなります。
厚生労働省のガイドラインでは、投与は最大72週間とされ、投与開始にあたって72週間後までに中止できるよう指導することが示されています。薬を使っている期間に食事と運動の形をつくれるかどうかが、その後を左右します。
やめた後の変化はマンジャロをやめたらどうなる?中止後の変化とリバウンドの予防法で扱っています。
費用が続くかどうか
自由診療のため全額自己負担です。ミライメディカルクリニックの2.5mgの定期便は、1ヶ月13,000円、3ヶ月定期便で月12,000円、6ヶ月定期便で月11,000円(いずれも税込)です。
用量が5.0mgに上がると月22,000〜26,000円になります。3〜4ヶ月は続ける前提で予算を組む必要があります。
費用の全体像はマンジャロはいくらかかる?1ヶ月・3ヶ月・半年の費用にまとめています。
マンジャロを20代で始める場合の進み方
処方の条件を満たした場合、進み方は年代に関係なく同じです。
| 月 | 用量 | この時期にわかること |
|---|---|---|
| 1ヶ月目 | 2.5mg | 副作用が出るかどうか。食欲の変化 |
| 2ヶ月目 | 5mg | 体重の動きが見えてくる |
| 3〜4ヶ月目 | 調整後の用量 | 続けるかどうかの判定 |
添付文書では、週1回2.5mgから開始し、4週間投与した後に5mgへ増量するとされています。
編集部がマンジャロ使用経験者200名に行った調査では、最初に実感した変化として「食欲の変化」を挙げた方が51.5%と最も多い結果でした。体重より先に食欲が変わるのが典型的な流れです。
実施期間 2025年9月6日〜2025年9月8日 調査方法 クラウドワークス
対象者 マンジャロ使用経験者(男女含む) 回答数 200名
※本アンケートは編集部が独自に実施したものです。個人の感想や経験に基づく回答であり、効果には個人差があります。
マンジャロで20代が気をつけたい副作用
胃腸の症状は開始直後に出やすく、体が慣れるにつれて軽くなっていきます。
| 症状 | 出やすい時期 | 対応の基本 |
|---|---|---|
| 吐き気 | 打った翌日から数日 | 一度に食べる量を減らし、脂っこいものを控える |
| 便秘 | 1週目以降 | 水分と食物繊維を意識する |
| 下痢 | 打った直後の数日 | 水分をこまめに取り、脱水を避ける |
編集部の調査では、副作用が落ち着くまでの期間は、200名のうち1週間以内が50名、2週間以内が57名、1ヶ月以内が51名でした。2週間以内までに落ち着いた方が53.5%、1ヶ月以内まで含めると79.0%になります。
添付文書には重大な副作用として低血糖、急性膵炎(すい臓の急な炎症)、胆のう炎(胆のうの炎症)、胆管炎(胆汁の通り道の炎症)、胆汁うっ滞性黄疸(胆汁の流れが滞って皮膚や白目が黄色くなる状態)、アナフィラキシー(急激なアレルギー反応)、血管性浮腫(唇やまぶたなどが急に腫れる状態)、イレウス(腸の動きが止まり、便やガスが出なくなる状態)が記載されています。嘔吐をともなう持続的な激しい腹痛は急性膵炎の初期症状として注意が呼びかけられており、この場合は使用を中止して速やかに受診してください。
マンジャロと20代についてよくある質問
20代でもマンジャロは処方されますか
年齢の条件は満たします。ただしBMIの条件があり、ミライメディカルクリニックではBMI18.5以下の方に処方できません。
BMIが22くらいでも使えますか
BMI18.5〜20の方は2.5mgのみ、BMI23未満の方には10.0mgを処方できない基準です。BMI22なら2.5mgと5.0mgの範囲で判断されます。詳細は診察で確認してください。
20代のうちに使ったほうが効果は出やすいですか
年代による効果の差を示したデータはありません。ただし基礎代謝量の推算式では18〜30歳の係数が最も大きく、食事と運動の見直しでも結果が出やすい時期にあたります。
見た目をもっと細くしたいという理由でも処方されますか
厚生労働省のガイドラインには、治療対象となる肥満症以外での痩身・ダイエットなどを目的に投与してはならないと明記されています。診察で判断されます。
20代で始めた場合、いつまで続けますか
体重を減らす目的での投与は最大72週間とされています。十分な減量が得られた場合には72週を待たずに中止し、食事療法・運動療法での管理に移ることが考慮されます。やめどきはマンジャロはいつまで続ける?で扱っています。
20代の処方条件を確認するならミライメディカルクリニック

- 2.5mg・5.0mg・7.5mg・10.0mgを取り扱い。初回は2.5mgから
- 1ヶ月定期便(4本)13,000円。6ヶ月定期便なら1本2,750円
- 診察料0円、送料は税込5,500円以上で無料
- 増量の判断もオンラインの診察で相談できる
※自由診療です。効果・副作用には個人差があります。料金と条件の詳細は公式サイトでご確認ください。
処方できるかどうかは、BMIと体の状態を合わせて判断します。ミライメディカルクリニックのオンライン診療なら、自宅や職場から医師の診察を受けられ、条件を満たしているかをその場で確認できます。
定期便は30日・90日・180日の周期から選べ、停止と解約は次回発送予定日の5日前までに公式LINEで連絡する形です。
初めて使う方は2.5mgからの開始で、BMIが18.5以下の方には処方できません。BMI18.5〜20の方は2.5mgのみ、BMI23未満の方には10.0mgを処方できない基準を設けています。
まとめ
20代は年齢の条件を満たしますが、BMIの条件で処方できない場合があります。ミライメディカルクリニックではBMI18.5以下の方に処方できず、BMI18.5〜20の方は2.5mgのみとなります。
令和5年の国民健康・栄養調査では、20代の肥満の割合は男性23.2%、女性11.8%で全年代のなかで最も低い数字でした。一方、20〜30歳代女性のやせは20.2%と報告されています。
基礎代謝量の推算式でも18〜30歳の係数が最も大きく、食事と運動の見直しで結果が出やすい時期にあたります。薬を検討する前に、BMIの計算と健康診断の結果の確認から始める流れが現実的です。
