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厚生労働省のガイドラインと添付文書をもとに解説

マンジャロは50代でも効果ある?65kgなら3.3kg減。落とす中身が問題です

50代で置く目標は、体重65kgなら2.0kg・3.3kg・6.5kg。ただしこの世代は落とす量より落とす中身が問題になります。筋肉量を保つ進め方と、保険が使える条件をまとめました。

50代は、女性の体重が最も動く年代です。令和5年の国民健康・栄養調査では、50代女性の肥満の割合が24.3%と報告されています。20代女性の11.8%の2倍を超える数字です。

50代で置く目標は、体重65kgなら3%で2.0kg、5%で3.3kg、10%で6.5kgです。ただしこの世代は、減った分に筋肉量が含まれると、その後の生活に影響が出ます。落とす量より、落とす中身が問題になります。

50代で体重が増える背景と、この世代での減らし方を整理します。

※本記事に掲載されている体験談や口コミは、あくまで個人の感想です。効果・効能には個人差があり、同様の結果を保証するものではありません。また、本記事の内容は医学的アドバイスではありませんので、使用を検討される際は必ず医師にご相談ください。

50代は女性の肥満の割合が20代の2倍を超える

令和5年の国民健康・栄養調査では、肥満者(BMI25以上)の割合が年代ごとに次のように報告されています。

年代男性女性
20〜29歳23.2%11.8%
30〜39歳30.2%12.4%
40〜49歳34.3%19.0%
50〜59歳34.8%24.3%
60〜69歳35.0%25.0%
70歳以上29.0%22.2%

出典 厚生労働省令和5年国民健康・栄養調査結果の概要

20代
11.8%
30代
12.4%
40代
19.0%
50代
24.3%

女性の肥満者(BMI25以上)の割合(令和5年国民健康・栄養調査より作成)

女性は30代までは1割強で推移し、40代で19.0%、50代で24.3%と段階的に上がります。男性は40代以降ほぼ横ばいで、50代は34.8%です。

50代で体重が動きにくくなる理由

厚生労働省の最適使用推進ガイドラインには、体重から基礎代謝量を推算する式が示されています。

性別年齢基礎代謝量の推算式
男性18〜30歳15.057×体重(kg)+692.2
男性31〜60歳11.472×体重(kg)+873.1
男性60歳超11.711×体重(kg)+587.7
女性18〜30歳14.818×体重(kg)+486.6
女性31〜60歳8.126×体重(kg)+845.6
女性60歳超9.082×体重(kg)+658.5

出典 厚生労働省最適使用推進ガイドライン チルゼパチド(販売名 ゼップバウンド皮下注アテオス)

50代は31〜60歳の式に入ります。女性の場合、18〜30歳の係数14.818に対して8.126と大きく下がった状態です。

さらに、体重が減ると推算値もその分だけ下がります。体重70kgの女性が63kgまで減ると、この式では基礎代謝量が約57kcal下がります。総エネルギー消費量では約74kcalです。

減量が進むほど差が縮まるのは、この仕組みによるものです。

マンジャロを50代で使うなら減った中身に注意

体重が減るとき、脂肪だけが減るわけではありません。筋肉量も一緒に減ります。

50代以降は、もともと筋肉量が落ちていく時期と重なります。ここでさらに減ると、日常生活の動作に影響が出ることがあります。

令和5年の国民健康・栄養調査では、65歳以上の高齢者で低栄養の傾向の者(BMI20以下)の割合が男性12.2%、女性22.4%と報告されています。50代は、その手前の年代にあたります。

たんぱく質を確保しながら減らす

厚生労働省のガイドラインでは、臨床試験で行われた食事療法の内容として、たんぱく質からエネルギーの約20%を摂ること、脂質は最大30%までとすること、総エネルギー消費量から約500kcal差し引いた量を摂取の目標とすることが示されています。

食欲が抑えられている時期は、食事の総量が減ります。量が減るほど、何から食べるかが結果を分けます。

臨床試験でも、運動は1週間あたり150分以上が推奨されていました。1日30分を週5日と考えると現実的な範囲です。

50代でマンジャロを使う場合の条件

年齢の条件は満たします。確認が必要なのは体格と、他の病気の状況です。

マンジャロは18歳未満が処方の対象外で高齢者は慎重に判断される

ミライメディカルクリニックの基準は次のとおりです。

条件内容
初回の用量2.5mgから開始
BMI18.5以下処方不可
BMI18.5〜202.5mgのみ。5.0mgは処方不可
BMI23未満10.0mgは処方不可

添付文書では、週1回2.5mgから開始し、4週間投与した後に5mgへ増量するとされています。

出典 マンジャロ皮下注アテオス 添付文書(PMDA)

持病と飲んでいる薬を必ず伝える

50代は、他の病気で治療を受けている方が多い年代です。添付文書では、次に該当する方について、投与にあたって注意すべき点が示されています。

糖尿病性ケトアシドーシス(血糖が極端に高くなって体が酸性に傾く状態)、1型糖尿病の方には投与できません。

重大な副作用として、低血糖、急性膵炎(すい臓の急な炎症)、胆のう炎(胆のうの炎症)、胆管炎(胆汁の通り道の炎症)、胆汁うっ滞性黄疸(胆汁の流れが滞って皮膚や白目が黄色くなる状態)、アナフィラキシー(急激なアレルギー反応)、血管性浮腫(唇やまぶたなどが急に腫れる状態)、イレウス(腸の動きが止まり、便やガスが出なくなる状態)が記載されています。

50代は保険が使える可能性を確認する価値がある

健康診断で他の数値にも指摘が出ている場合、保険診療の条件に当てはまることがあります。

厚生労働省のガイドラインでは、肥満症の治療薬としてチルゼパチド(マンジャロと同じ有効成分)を保険で使う場合の条件が示されています。

ただし処方できる施設にも要件があり、代謝内科や糖尿病内科などを標榜し、専門医が所属し、常勤の管理栄養士による栄養指導ができる施設に限られます。

条件や施設が合わない場合は、自由診療での使用になります。詳しくはマンジャロは保険適用される?対象条件や費用の目安で整理しています。

50代の減量目標の置き方

日本肥満学会の肥満症診療ガイドライン2022では、肥満症の減量目標を現体重の3%以上、高度肥満症では5〜10%とし、3〜6ヶ月を目安に評価するとされています。

出典 日本肥満学会 肥満症診療ガイドライン2022(P3 図1-2)。同じ図は日本動脈硬化学会のサイトに肥満症治療指針として掲載されています

開始時の体重3%減5%減10%減
60kg1.8kg3.0kg6.0kg
70kg2.1kg3.5kg7.0kg
80kg2.4kg4.0kg8.0kg
90kg2.7kg4.5kg9.0kg

50代では、見た目の変化より健康の数値の改善を先に置くほうが、途中で無理をせずに済みます。3%は体重70kgの方なら2.1kgです。

60歳を超えると扱いが変わる

添付文書の高齢者への投与の項には、体重も含め、患者の状態を観察しながら慎重に投与すること、と書かれています。厚生労働省のガイドラインでも、高齢者は投与の必要性を慎重に判断する対象として挙げられています。

施設によっては、70歳以上を処方の対象外としているところもあります。

年齢の上限の考え方はマンジャロは何歳から何歳まで?で扱っています。

マンジャロを50代で使う費用の目安

自由診療で使う場合の費用です。ミライメディカルクリニックの価格(税込)です。

用量1ヶ月定期便(4本)3ヶ月定期便の月額6ヶ月定期便の月額
2.5mg13,000円12,000円11,000円
5.0mg26,000円24,000円22,000円
7.5mg39,000円36,000円32,400円

診察料は0円、送料は税込5,500円以上で無料です。

1ヶ月目が2.5mg、2ヶ月目以降が5.0mgという流れなら、3ヶ月で約65,000円、6ヶ月で約121,000円が目安になります。

医師による治療目的と認められる場合は医療費控除の対象になることがあります。ただし美容・痩身目的の費用は原則として対象外とされているため、確定申告の際は税務署または税理士に確認してください。

マンジャロを50代で使う進み方と判定の時期

添付文書に沿った進み方は、年代に関係なく同じです。

30歳までと31歳からで女性の基礎代謝の推算式が変わることを示した図
用量この時期にわかること
1ヶ月目2.5mg副作用が出るかどうか。食欲の変化
2ヶ月目5mg体重の動きが見えてくる
3〜4ヶ月目調整後の用量続けるかどうかの判定

厚生労働省の最適使用推進ガイドラインでは、投与開始後は毎月、体重・血糖・血圧・脂質を確認し、3〜4ヶ月投与しても改善傾向が認められない場合には投与を中止するとされています。

編集部がマンジャロ使用経験者200名に行った調査では、副作用が落ち着くまでの期間は、200名のうち1週間以内が50名、2週間以内が57名、1ヶ月以内が51名でした。2週間以内までに落ち着いた方が53.5%、1ヶ月以内まで含めると79.0%になります。

調査テーマ マンジャロダイエットについて
実施期間 2025年9月6日〜2025年9月8日 調査方法 クラウドワークス
対象者 マンジャロ使用経験者(男女含む) 回答数 200名
※本アンケートは編集部が独自に実施したものです。個人の感想や経験に基づく回答であり、効果には個人差があります。

体重が減ると必要なエネルギー量そのものが下がるため、後半ほどペースが緩やかになります。止まったと感じたときの見直し方はマンジャロで痩せないのはなぜ?にまとめています。

マンジャロと50代についてよくある質問

50代でもマンジャロで痩せますか

年代による効果の差を示したデータはありません。日本人を対象とした臨床試験では、72週時点で10mg群が平均18.4%、15mg群が平均22.6%の体重減少を示しています。開始時65kgなら約12kgと約15kgです(厚生労働省の最適使用推進ガイドライン掲載データ)。

更年期で増えた体重にも効きますか

体重が増えた原因ごとに効果を分けたデータはありません。まず健康診断の数値と体格を確認し、治療の対象になるかを医師と判断してください。

50代は筋肉が落ちやすいと聞きますが大丈夫ですか

体重が減るときは筋肉量も減ります。たんぱく質からエネルギーの約20%を摂ること、週150分以上の運動を続けることが、臨床試験でも並行して行われていました。

血圧の薬を飲んでいても使えますか

飲んでいる薬と持病を医師に伝えてください。低血糖を起こすおそれがある状態や膵炎の既往などがある場合は、慎重な判断になります。

何歳まで使えますか

添付文書に上限の定めはありませんが、高齢者は慎重に投与することとされています。施設によっては70歳以上を対象外としています。

50代の体の変化を相談するならミライメディカルクリニック

オンライン診療なら、通院せずに医師の診察を受けて自宅で受け取れます
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ミライメディカルクリニック
  • 2.5mg・5.0mg・7.5mg・10.0mgを取り扱い。初回は2.5mgから
  • 1ヶ月定期便(4本)13,000円。6ヶ月定期便なら1本2,750円
  • 診察料0円、送料は税込5,500円以上で無料
  • 増量の判断もオンラインの診察で相談できる
LINEで料金と条件を見る診察料0円/自由診療

※自由診療です。効果・副作用には個人差があります。料金と条件の詳細は公式サイトでご確認ください。

50代は、体重だけでなく血圧や脂質の数値も一緒に見ていく必要がある時期です。ミライメディカルクリニックのオンライン診療なら、自宅から医師の診察を受けられ、通院の負担なく経過を相談できます。

定期便は30日・90日・180日の周期から選べ、停止と解約は次回発送予定日の5日前までに公式LINEで連絡する形です。

初めて使う方は2.5mgからの開始で、BMIが18.5以下の方には処方できません。BMI18.5〜20の方は2.5mgのみ、BMI23未満の方には10.0mgを処方できない基準を設けています。

まとめ

50代は女性の肥満の割合が24.3%と、20代の11.8%の2倍を超える年代です。男性は34.8%で、40代以降ほぼ横ばいになります。

基礎代謝量の推算式では31〜60歳の区分に入り、女性の場合は18〜30歳の係数14.818に対して8.126と大きく下がった状態です。体重が減ると推算値もさらに下がるため、後半ほどペースが緩やかになります。

この世代で注意したいのは、減った中身です。筋肉量が一緒に落ちると日常の動作に影響が出るため、たんぱく質を確保しながら週150分以上の運動を並行することが重要になります。健康診断で他の数値にも指摘がある場合は、保険が使える条件に当てはまるかを確認する価値があります。

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