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厚生労働省のガイドラインと添付文書をもとに解説

マンジャロは40代でも痩せる?80kgなら4kg減から。保険が使える条件も

40代で置く目標は、体重80kgなら2.4kg・4kg・8kg。3%減でも血圧や中性脂肪は動きます。保険でチルゼパチドを使える条件と、40代での進め方・費用の目安をまとめました。

40代は、健康診断で数値の指摘を受け始める世代です。体重だけでなく、血圧や中性脂肪、血糖の値がまとめて動き出します。

40代で置く目標は、体重80kgなら3%で2.4kg、5%で4kg、10%で8kgです。3%と聞くと少なく感じますが、血圧や中性脂肪はこの水準から動きます。令和5年の国民健康・栄養調査では、40代男性の肥満の割合は34.3%でした。

40代で体重が増える背景と、この世代でマンジャロを使う場合の判断材料を整理します。

※本記事に掲載されている体験談や口コミは、あくまで個人の感想です。効果・効能には個人差があり、同様の結果を保証するものではありません。また、本記事の内容は医学的アドバイスではありませんので、使用を検討される際は必ず医師にご相談ください。

40代は男性の肥満の割合が3割を超える

令和5年の国民健康・栄養調査では、肥満者(BMI25以上)の割合が年代ごとに次のように報告されています。

年代男性女性
20〜29歳23.2%11.8%
30〜39歳30.2%12.4%
40〜49歳34.3%19.0%
50〜59歳34.8%24.3%
60〜69歳35.0%25.0%
総数(20歳以上)31.5%21.1%

出典 厚生労働省令和5年国民健康・栄養調査結果の概要

男性は40代で34.3%となり、総数の31.5%を上回ります。女性も30代の12.4%から19.0%へと、7ポイント近く上がります。

20代
23.2%
30代
30.2%
40代
34.3%
50代
34.8%

男性の肥満者(BMI25以上)の割合(令和5年国民健康・栄養調査より作成)

40代で体重が動きにくくなる理由

厚生労働省の最適使用推進ガイドラインには、体重から基礎代謝量を推算する式が示されています。この式は31歳を境に係数が変わります。

性別年齢基礎代謝量の推算式
男性18〜30歳15.057×体重(kg)+692.2
男性31〜60歳11.472×体重(kg)+873.1
男性60歳超11.711×体重(kg)+587.7
女性18〜30歳14.818×体重(kg)+486.6
女性31〜60歳8.126×体重(kg)+845.6
女性60歳超9.082×体重(kg)+658.5

出典 厚生労働省最適使用推進ガイドライン チルゼパチド(販売名 ゼップバウンド皮下注アテオス)

40代は31〜60歳の式に入ります。体重に掛かる係数が20代より小さいため、同じ体重でも推算値が低くなります。この切り替わりは31歳からで、詳しくはマンジャロを30代で始めるなら?で扱っています。

加えて、体重が減ると推算値もさらに下がります。体重80kgの男性が72kgまで減ると、この式では基礎代謝量が約92kcal下がります。総エネルギー消費量では約119kcalです。

減ったあとに止まりやすいのは、この仕組みによるものです。

マンジャロは40代なら保険が使える可能性がある

40代の特徴は、健康診断で他の数値にも指摘が出ていることです。ここが、若い世代との大きな違いになります。

保険診療でチルゼパチド(マンジャロと同じ有効成分)を肥満症の治療に使う場合の条件は、厚生労働省のガイドラインに示されています。

肥満に関連する健康障害として挙げられているのは、耐糖能障害(血糖値が正常と糖尿病のあいだにある状態)、脂質異常症、高血圧、高尿酸血症・痛風、冠動脈疾患(心臓に血液を送る血管が狭くなる病気)、脳梗塞、非アルコール性脂肪性肝疾患(お酒をあまり飲まないのに肝臓に脂肪がたまる状態)、月経異常・不妊、閉塞性睡眠時無呼吸症候群(睡眠中に気道がふさがり呼吸が止まる状態)、運動器疾患、肥満関連腎臓病などです。

ただし、この保険診療で使われるのはゼップバウンドという肥満症の治療薬です。処方できる施設にも要件があり、代謝内科や糖尿病内科などを標榜し、専門医が所属し、常勤の管理栄養士による栄養指導ができる施設に限られます。

条件に当てはまらない場合や、施設が近くにない場合は、自由診療での使用になります。マンジャロの保険適用についてはマンジャロは保険適用される?対象条件や費用の目安で整理しています。

40代でマンジャロを使う場合の条件

自由診療で使う場合、年齢の条件は満たします。確認が必要なのは体格です。

マンジャロは18歳未満が処方の対象外で高齢者は慎重に判断される

ミライメディカルクリニックの基準は次のとおりです。

条件内容
初回の用量2.5mgから開始
BMI18.5以下処方不可
BMI18.5〜202.5mgのみ。5.0mgは処方不可
BMI23未満10.0mgは処方不可

添付文書では、週1回2.5mgから開始し、4週間投与した後に5mgへ増量するとされています。

出典 マンジャロ皮下注アテオス 添付文書(PMDA)

40代で確認しておきたい持病と飲んでいる薬

40代は、他の病気で治療を受けている方が増える年代です。始める前に医師へ伝える必要があります。

添付文書では、次に該当する方について、投与にあたって注意すべき点が示されています。

また、糖尿病性ケトアシドーシス(血糖が極端に高くなって体が酸性に傾く状態)、1型糖尿病の方には投与できません。

重大な副作用として、低血糖、急性膵炎(すい臓の急な炎症)、胆のう炎(胆のうの炎症)、胆管炎(胆汁の通り道の炎症)、胆汁うっ滞性黄疸(胆汁の流れが滞って皮膚や白目が黄色くなる状態)、アナフィラキシー(急激なアレルギー反応)、血管性浮腫(唇やまぶたなどが急に腫れる状態)、イレウス(腸の動きが止まり、便やガスが出なくなる状態)が記載されています。とくに嘔吐をともなう持続的な激しい腹痛は、急性膵炎の初期症状として注意が呼びかけられています。

40代の減量目標の置き方

日本肥満学会の肥満症診療ガイドライン2022では、肥満症の減量目標を現体重の3%以上、高度肥満症では5〜10%とし、3〜6ヶ月を目安に評価するとされています。

出典 日本肥満学会 肥満症診療ガイドライン2022(P3 図1-2)。同じ図は日本動脈硬化学会のサイトに肥満症治療指針として掲載されています

開始時の体重3%減5%減10%減
70kg2.1kg3.5kg7.0kg
80kg2.4kg4.0kg8.0kg
90kg2.7kg4.5kg9.0kg
100kg3.0kg5.0kg10.0kg

健康診断の数値を戻すことが目的なら、3%が最初の目標になります。見た目より先に、血圧や中性脂肪の値が動くことが多くあります。

40代で続けるための工夫

1
打つ曜日を翌日に予定が少ない日にする
増量した直後は胃腸の症状が出ることがあります。
2
健康診断の日程から逆算する
3〜4ヶ月後の判定と健診の時期を合わせると、数値の変化を確認できます。
3
飲酒の量を先に決める
過度のアルコール摂取は低血糖を起こすおそれがある状態として挙げられています。
4
たんぱく質を先に確保する
筋肉量が落ちると基礎代謝がさらに下がり、後半でペースが落ちやすくなります。

飲酒についてはマンジャロ使用中にお酒を飲んでも平気?で扱っています。

マンジャロを40代で使う費用の目安

自由診療で使う場合の費用です。ミライメディカルクリニックの価格(税込)で、判定の時期まで続けた場合を見ておきます。

用量1ヶ月定期便(4本)3ヶ月定期便の月額6ヶ月定期便の月額
2.5mg13,000円12,000円11,000円
5.0mg26,000円24,000円22,000円
7.5mg39,000円36,000円32,400円

診察料は0円、送料は税込5,500円以上で無料です。

1ヶ月目が2.5mg、2ヶ月目以降が5.0mgという流れなら、3ヶ月で約65,000円、6ヶ月で約121,000円が目安です。

編集部がマンジャロ使用経験者200名に行った調査では、治療費の支払い方法として理想的なものに「月額定額制」を挙げた方が46.5%で最多でした。

なお、医師による治療目的と認められる場合は医療費控除の対象になることがあります。ただし美容・痩身目的の費用は原則として対象外とされているため、確定申告の際は税務署または税理士に確認してください。領収書は保管しておく必要があります。

マンジャロを40代で使う進み方と判定の時期

添付文書に沿った進み方は、年代に関係なく同じです。

30歳までと31歳からで女性の基礎代謝の推算式が変わることを示した図
用量この時期にわかること
1ヶ月目2.5mg副作用が出るかどうか。食欲の変化
2ヶ月目5mg体重の動きが見えてくる
3〜4ヶ月目調整後の用量続けるかどうかの判定

厚生労働省の最適使用推進ガイドラインでは、投与開始後は毎月、体重・血糖・血圧・脂質を確認し、3〜4ヶ月投与しても改善傾向が認められない場合には投与を中止するとされています。

40代の場合、健康診断の日程と判定の時期を合わせておくと、体重以外の数値の変化も同時に確認できます。

編集部の調査では、副作用が落ち着くまでの期間は、200名のうち1週間以内が50名、2週間以内が57名、1ヶ月以内が51名でした。2週間以内までに落ち着いた方が53.5%、1ヶ月以内まで含めると79.0%になります。

調査テーマ マンジャロダイエットについて
実施期間 2025年9月6日〜2025年9月8日 調査方法 クラウドワークス
対象者 マンジャロ使用経験者(男女含む) 回答数 200名
※本アンケートは編集部が独自に実施したものです。個人の感想や経験に基づく回答であり、効果には個人差があります。

マンジャロと40代についてよくある質問

40代でもマンジャロで痩せますか

年代による効果の差を示したデータはありません。日本人を対象とした臨床試験では、72週時点で10mg群が平均18.4%、15mg群が平均22.6%の体重減少を示しています。開始時80kgなら約15kgと約18kgです(厚生労働省の最適使用推進ガイドライン掲載データ)。

40代は保険が使えますか

条件を満たせば、肥満症の治療薬であるゼップバウンドが保険で使える場合があります。高血圧・脂質異常症・2型糖尿病のいずれかの診断があり、BMI27以上で健康障害を2つ以上有するか、BMI35以上であることなどが条件です。処方できる施設にも要件があります。

健康診断で指摘されただけでも治療の対象になりますか

診断名がついているかどうかで変わります。まずかかりつけの医療機関で、指摘された数値がどの段階にあるかを確認してください。

40代で始めた場合いつまで続けますか

体重を減らす目的での投与は最大72週間とされ、3〜4ヶ月時点で続けるかどうかの判定があります。やめどきはマンジャロはいつまで続ける?で扱っています。

他の薬を飲んでいても使えますか

飲んでいる薬と持病を医師に伝えてください。低血糖を起こすおそれがある状態や、膵炎の既往などがある場合は慎重な判断になります。

40代の体の変化を相談するならミライメディカルクリニック

オンライン診療なら、通院せずに医師の診察を受けて自宅で受け取れます
ミライメディカルクリニックのマンジャロ。1本あたり2,750円(税込)から、診察料と送料は0円
ミライメディカルクリニック
  • 2.5mg・5.0mg・7.5mg・10.0mgを取り扱い。初回は2.5mgから
  • 1ヶ月定期便(4本)13,000円。6ヶ月定期便なら1本2,750円
  • 診察料0円、送料は税込5,500円以上で無料
  • 増量の判断もオンラインの診察で相談できる
LINEで料金と条件を見る診察料0円/自由診療

※自由診療です。効果・副作用には個人差があります。料金と条件の詳細は公式サイトでご確認ください。

40代は健康診断の数値と体重が同時に動く時期です。ミライメディカルクリニックのオンライン診療なら、自宅や職場から医師の診察を受けられ、通院のために仕事を抜ける必要がありません。

定期便は30日・90日・180日の周期から選べ、停止と解約は次回発送予定日の5日前までに公式LINEで連絡する形です。

初めて使う方は2.5mgからの開始で、BMIが18.5以下の方には処方できません。BMI18.5〜20の方は2.5mgのみ、BMI23未満の方には10.0mgを処方できない基準を設けています。

まとめ

40代は男性の肥満の割合が34.3%と3割を超え、女性も30代の12.4%から19.0%へ上がる年代です。基礎代謝量の推算式でも31〜60歳の区分に入り、20代より係数が小さくなります。

この世代の特徴は、健康診断で他の数値にも指摘が出ていることです。高血圧・脂質異常症・2型糖尿病のいずれかの診断があり、BMIなどの条件を満たせば、肥満症の治療薬が保険で使える場合があります。

自由診療で使う場合は、BMIの条件と、飲んでいる薬や持病の確認が必要になります。減量目標は現体重の3%以上を3〜6ヶ月で評価するのが基本で、見た目より先に血圧や中性脂肪の値が動くことが多くあります。

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