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厚生労働省のガイドラインと添付文書をもとに解説

マンジャロの効果はいつまで続く?1本の持続日数とやめた後の残り方

1回打った効果は半減期約5日でおよそ1週間もちます。治療全体としては72週まで、やめた後は2〜3週間で体から抜けるまで。効果の持続を3つの層に分けて解説します。

「1回打つと、効果はどれくらいもつのか」。週1回という間隔に慣れないうちは、次の注射までもつのか不安になるものです。

答えは3つに分かれます。1回打った効果はおよそ1週間、治療全体としては72週まで、やめた後に薬が抜けるまでは2〜3週間です。この3つが混ざったまま調べると答えが出ません。

マンジャロの効果がいつまで続くのかを、1回あたり、治療全体、やめた後の3つに分けて整理します。

※本記事に掲載されている体験談や口コミは、あくまで個人の感想です。効果・効能には個人差があり、同様の結果を保証するものではありません。また、本記事の内容は医学的アドバイスではありませんので、使用を検討される際は必ず医師にご相談ください。

マンジャロ1回の効果は約1週間もつ

まず1本あたりの話です。マンジャロが週1回の投与でよい理由は、薬が体内に長くとどまるように設計されているためです。

マンジャロの効果は食欲・体重・見た目・血圧や血糖の数値の順に現れる

日本人の2型糖尿病患者を対象とした試験では、血中濃度が最も高くなるまでの時間(Tmax)の中央値が約24時間、半減期は約5〜6日と報告されています。

出典 マンジャロ皮下注アテオス 添付文書(PMDA)

半減期が約5〜6日ということは、打ってから5〜6日たっても血中の濃度が半分ほど残っているという意味です。だから7日間隔で打っても効果が途切れません。

添付文書では、週1回、同一曜日に投与することとされています。曜日を固定するのは、この間隔を一定に保つためです。

打った直後より2〜3日目のほうが効きを感じる

血中濃度が上がりきるのは打ってから約24時間後です。そのため「打った当日は何も感じないが、翌日から食欲が落ちた」という感じ方になります。

週の後半に食欲が戻る感じがする方もいます。ただし血中濃度が完全に切れているわけではありません。週1回を続けていくと体内の濃度が一定の水準で保たれるため、この波は治療が進むにつれて小さくなっていきます。

打つタイミングを選ぶ考え方はマンジャロを打つタイミングはいつがベスト?で扱っています。

1回打ち忘れても効果はすぐには消えない

半減期が約5〜6日あるため、1回飛ばしてもその瞬間に効果が消えるわけではありません。添付文書には打ち忘れたときの手順が定められています。

打ち忘れたときは次の予定日まで72時間以上ならすぐ打ち未満なら待つ
状況対応
次の予定日まで72時間以上ある気づいた時点で直ちに投与し、その後はもとの曜日に戻す
次の予定日まで72時間未満投与せず、次の予定した曜日に投与する

2回分をまとめて打つことはしません。

マンジャロの治療としての効果は72週まで確認されている

次に、治療全体としてどこまで効き続けるのかです。

日本人の肥満症の方を対象に、承認前におこなわれた大規模な臨床試験(国内第III相試験)では、72週間の投与で体重変化率が測られました。平均体重約92kg、糖尿病のない方が対象です。

プラセボ(薬なし)
-1.8%
チルゼパチド(マンジャロの有効成分) 10mg
-18.4%
チルゼパチド 15mg
-22.6%

72週時点の体重変化率(国内第III相試験・厚生労働省の最適使用推進ガイドライン掲載データより作成)

72週まで、体重は下がり続けています。これが公的な資料で確認できる範囲です。

一方で、72週を超えた期間のデータはありません。厚生労働省の最適使用推進ガイドラインでも、日本人を対象とした臨床試験の主要な評価期間が72週間だったことを理由に、投与は最大72週間とすることが示されています。

出典 厚生労働省最適使用推進ガイドライン チルゼパチド(販売名 ゼップバウンド皮下注アテオス)

「いつまで効くか」の答えは、確認されている範囲では72週まで、ということになります。

体重の落ち方は途中で緩やかになる

72週まで減り続けるといっても、毎月同じペースで減るわけではありません。体重が減るにつれて1日に必要なエネルギー量そのものが下がるため、同じ食事内容でも差が小さくなっていきます。

厚生労働省のガイドラインには、体重から1日の総エネルギー消費量を推算する式が示されています。

性別年齢基礎代謝量の推算式
男性18〜30歳15.057×体重(kg)+692.2
男性31〜60歳11.472×体重(kg)+873.1
男性60歳超11.711×体重(kg)+587.7
女性18〜30歳14.818×体重(kg)+486.6
女性31〜60歳8.126×体重(kg)+845.6
女性60歳超9.082×体重(kg)+658.5

総エネルギー消費量はこの推算値に1.3を掛けた量とされ、そこから約500kcal少ない摂取量が目標とされていました。

たとえば35歳の男性が90kgから80kgに減ると、この式では基礎代謝量が約115kcal下がります。減った分だけ、同じ食事でも差が出にくくなるということです。効きが落ちたのではなく、体が変わった結果です。

止まったと感じたときの見直し方はマンジャロで痩せないのはなぜ?にまとめています。

マンジャロをやめた後に効果が残るのは2〜3週間

3つめは、中止したあとの話です。

半減期が約5〜6日なので、最後の注射から体内の薬がほぼ無くなるまでには2〜3週間かかります。この間は食欲を抑える働きが少しずつ弱まっていく時期です。

体重が戻るかどうかは、この時期の食事量で決まります。薬が抜ける前に食事の形が固まっていれば、戻り方は緩やかになります。

厚生労働省のガイドラインでは、中止後に肥満症の悪化が認められた場合、原則として6ヶ月以上の食事療法・運動療法を実施しても必要な場合に限って再投与するとされています。やめた後の数ヶ月をどう過ごすかが、そのまま次につながります。

中止後の詳しい変化はマンジャロをやめたらどうなる?中止後の変化とリバウンドの予防法で扱っています。

マンジャロの効果が続かないと感じるときに確認すること

「最近効いていない気がする」と感じたときは、次の順番で確認すると原因が絞れます。

1
打つ間隔がずれていないか
曜日が毎週ずれていると、体内の濃度が安定しません。同じ曜日に固定します。
2
保管の条件を満たしているか
冷蔵庫での保管が基本です。室温に長く置いた場合は医師や薬剤師に確認してください。
3
用量が体重に合っているか
体重が減ると必要な量も変わります。増量には4週間以上の間隔が必要です。
4
食事量が戻っていないか
食欲が抑えられている状態に慣れて、少しずつ量が増えていることがあります。

打つ場所によって効きが変わるのではないか、という質問もよくあります。この点はマンジャロの打つ場所で効果は変わる?で解説しています。

効果が不十分になったときは中止を検討する段階でもある

ガイドラインでは、減量効果が認められた後も2〜3ヶ月に1回以上、体重・血糖・血圧・脂質を確認し、効果が不十分となった場合には投与中止を検討するとされています。

効きが落ちたときの選択肢は、増量だけではありません。目標に届いているなら、そこで卒業するという判断もあります。判断の基準はマンジャロはいつまで続ける?で4つに分けて整理しています。

他のダイエット薬と持続時間を比べる

「週1回でいいのか」「毎日飲む薬とどちらがいいのか」を判断するには、持続時間の違いを知っておくと整理できます。

薬剤使い方1回あたりの持続の考え方
マンジャロ(チルゼパチド)週1回の注射半減期 約5〜6日。7日間隔で濃度が保たれる
オゼンピック(セマグルチド)週1回の注射週1回の間隔で使う注射薬
リベルサス(セマグルチド)毎日1回の内服毎日飲むことで濃度を保つ

いずれも2型糖尿病の治療薬で、体重を減らす目的での使用は自由診療になります。

毎日飲む薬は、飲み忘れるとその日の分が抜けます。週1回の注射は1回忘れても半減期の分だけ余裕がありますが、その代わり合わない場合もすぐには抜けません。

薬ごとの違いはマンジャロとリベルサスの違いを徹底比較マンジャロとオゼンピックの違いは?で扱っています。

マンジャロの効果を長持ちさせるためにできること

薬の持続時間そのものは変えられませんが、効果を実感し続けられるかどうかは生活側で変わります。

1
同じ曜日に固定する
添付文書でも週1回・同一曜日とされています。曜日を決めたらカレンダーに入れてしまうのが確実です。
2
たんぱく質を先に食べる
食欲が抑えられている時期は食事量が減ります。量が減るほど、何から食べるかが効いてきます。
3
週150分の運動を組み込む
臨床試験では週150分以上の運動が推奨されていました。減量に伴う筋肉量の減少をおさえる意味もあります。
4
週1回、同じ条件で体重を測る
毎日測ると水分の増減に振り回されます。傾向で見るほうが判断しやすくなります。

保管の条件を外すと効きが変わることがある

マンジャロは冷蔵での保管が基本です。持ち歩いた日や、旅行で長時間室温に置いた日があった場合は、そのまま使ってよいかを医師や薬剤師に確認してください。

打ち方や保管の詳細はマンジャロの使い方は?自己注射の手順と注意点にまとめています。

マンジャロの効果がいつまで続くかについてよくある質問

マンジャロの効果は打ってから何時間で出ますか

血中濃度が最も高くなるまでの時間は約24時間です。食欲の変化を感じ始めるのは翌日からという方が多く、早い方では当日中に感じることもあります。

週の後半になると効かなくなるのは異常ですか

半減期が約5〜6日あるため、7日目でも薬は残っています。感じ方に波があることは珍しくありません。ただし毎週決まって強い空腹が出る場合は、用量が合っているかを医師に相談してください。

効果が出るまで何ヶ月かかりますか

食欲の変化は数日から1週間、体重として現れるのは1ヶ月ごろからです。編集部がマンジャロ使用経験者200名に行った調査でも、最初に実感した変化は「食欲の変化」が51.5%で最も多く、「体重減少」が38.0%でした。種類ごとの時期はマンジャロはいつから効果が出る?、期間ごとの流れはマンジャロの効果と期間を時系列で解説で扱っています。

調査テーマ マンジャロダイエットについて
実施期間 2025年9月6日〜2025年9月8日 調査方法 クラウドワークス
対象者 マンジャロ使用経験者(男女含む) 回答数 200名
※本アンケートは編集部が独自に実施したものです。個人の感想や経験に基づく回答であり、効果には個人差があります。

途中で効かなくなったら用量を上げれば戻りますか

増量で変化が出ることはあります。ただし増量には4週間以上の間隔が必要で、上限は週1回15mgです。また用量が上がると胃腸の症状が出やすくなり、費用も上がります。上げるかどうかは医師の判断になります。

使用をやめた後、どれくらいで元の食欲に戻りますか

半減期から考えると、最後の注射から2〜3週間で体内からほぼ無くなります。食欲は段階的に戻っていきます。

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※自由診療です。効果・副作用には個人差があります。料金と条件の詳細は公式サイトでご確認ください。

効きの感じ方が変わったとき、その原因が用量なのか、打ち方なのか、生活の変化なのかを切り分けるには、経過を続けて見てもらうことが必要です。ミライメディカルクリニックのオンライン診療なら、気になったタイミングで自宅から医師に相談できます。

定期便は30日・90日・180日の周期から選べ、停止と解約は次回発送予定日の5日前までに公式LINEで連絡する形です。用量が変わる時期は短い周期、落ち着いてから長い周期という組み方もできます。

初めて使う方は2.5mgからの開始で、BMIが18.5以下の方には処方できません。BMI18.5〜20の方は2.5mgのみ、BMI23未満の方には10.0mgを処方できない基準を設けています。

まとめ

マンジャロの効果がいつまで続くかは、3つの層に分けると整理できます。1回あたりは半減期が約5〜6日あるため約1週間もち、だから週1回・同じ曜日という投与間隔になっています。

治療全体としては、日本人の臨床試験で72週まで体重が下がり続けることが確認されています。厚生労働省のガイドラインでも、体重を減らす目的での投与は最大72週間とされています。

やめた後は、最後の注射から2〜3週間かけて体内から薬が抜けていきます。食欲が戻るのはこの時期です。効きが落ちたと感じたときは、間隔・保管・用量・食事量の順に確認し、増量するか卒業するかを医師と相談して決めましょう。

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