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厚生労働省のガイドラインと添付文書をもとに解説

マンジャロは何ヶ月で痩せる?80kgが72kgになるまで約12ヶ月

痩せるまでの月数は、いまの体重となりたい体重で決まります。80kgの方が78kgまでなら3〜6ヶ月、72kgまでなら12ヶ月前後。1ヶ月目で判断できない理由と、72週まで続けた臨床試験の実数も示しました。

「何ヶ月くらいで痩せるのか」。始める前も、始めてからも、いちばん知りたいのはこの1点だと思います。

先に結論を書くと、健康の数字が動く3%減までが3〜6ヶ月、見た目が変わる10%減までが12ヶ月前後です。ただし1ヶ月目は導入用量の期間なので、ここで判断するのは早すぎます。

月数と減量幅の関係を、公的なデータから逆算して整理します。

※本記事に掲載されている体験談や口コミは、あくまで個人の感想です。効果・効能には個人差があり、同様の結果を保証するものではありません。また、本記事の内容は医学的アドバイスではありませんので、使用を検討される際は必ず医師にご相談ください。

マンジャロで痩せるまでの月数は3つの区切りで見る

体重が減っていく過程には、意味の違う3つの区切りがあります。

マンジャロを続ける月数は目標3%で3〜6ヶ月、5%で4〜6ヶ月、10%で12ヶ月前後
目標月数の目安どんな変化か
現体重の3%減3〜6ヶ月血圧・中性脂肪・血糖の値が動き始める
現体重の5%減4〜6ヶ月治療として十分とされる水準。卒業の検討時期
現体重の10%以上減12ヶ月前後周囲から気づかれる見た目の変化

3%と5%という数字には根拠があります。日本肥満学会の肥満症診療ガイドライン2022では、肥満症の減量目標を現体重の3%以上、高度肥満症では5〜10%とし、3〜6ヶ月を目安に評価するとされています。

出典 日本肥満学会 肥満症診療ガイドライン2022(P3 図1-2)。同じ図は日本動脈硬化学会のサイトに肥満症治療指針として掲載されています

開始体重ごとに何キロが目標になるか

割合で言われてもピンとこないので、体重別に置き換えます。

開始時の体重3%減5%減10%減15%減
60kg1.8kg3.0kg6.0kg9.0kg
70kg2.1kg3.5kg7.0kg10.5kg
80kg2.4kg4.0kg8.0kg12.0kg
90kg2.7kg4.5kg9.0kg13.5kg
100kg3.0kg5.0kg10.0kg15.0kg

開始時の体重が重いほど、同じ割合でも減る量は大きくなります。逆に言えば、もともと標準体重に近い方が10kg減らすのは、割合として非常に大きな減量になります。

マンジャロ1ヶ月目に見るのは体重ではなく食欲

月数の話で最も誤解されているのが、この点です。

マンジャロの効果は食欲・体重・見た目・血圧や血糖の数値の順に現れる

添付文書では、週1回2.5mgから開始し、4週間投与した後に5mgへ増量するとされています。つまり1ヶ月目の2.5mgは、効かせるための量ではなく、体を薬に慣らすための量です。

出典 マンジャロ皮下注アテオス 添付文書(PMDA)

用量この時期にわかること
1ヶ月目2.5mg副作用が出るかどうか。体重の判断はまだできない
2ヶ月目5mg維持用量に到達。体重の動きが見えてくる
3ヶ月目5〜7.5mgペースがつかめる
4ヶ月目調整後の用量続けるか中止かの判定

厚生労働省の最適使用推進ガイドラインでも、3〜4ヶ月投与して改善傾向が認められない場合に中止するとされており、判定の時期は4ヶ月目に置かれています。

出典 厚生労働省最適使用推進ガイドライン チルゼパチド(販売名 ゼップバウンド皮下注アテオス)

体重が動く前に、食欲の変化が来ます。編集部がマンジャロ使用経験者200名に行った調査では、最初に実感した変化として「食欲の変化」を挙げた方が51.5%と最も多く、「体重減少」が38.0%、「見た目の変化」が10.5%でした。

調査テーマ マンジャロダイエットについて
実施期間 2025年9月6日〜2025年9月8日 調査方法 クラウドワークス
対象者 マンジャロ使用経験者(男女含む) 回答数 200名
※本アンケートは編集部が独自に実施したものです。個人の感想や経験に基づく回答であり、効果には個人差があります。

1ヶ月目に体重が動かなくても、食事の量が自然と減っているなら、薬は働いています。体重はその後についてきます。時間の流れの詳細はマンジャロの効果はいつから?段階的な変化で解説しています。

マンジャロを12ヶ月以上続けた人はどこまで減ったか

長く続けたときにどこまで減るのか。日本人の肥満症の方を対象に承認前におこなわれた大規模な臨床試験(国内第III相試験)の結果が参考になります。平均体重約92kg、糖尿病のない方が対象で、全員が食事療法と運動療法を並行しています。

グラフのチルゼパチドはマンジャロの有効成分です。

プラセボ(薬なし)
-1.8%
チルゼパチド 10mg
-18.4%
チルゼパチド 15mg
-22.6%

72週(約17ヶ月)時点の体重変化率(厚生労働省の最適使用推進ガイドライン掲載データより作成)

92kgの方が18.4%減ると約17kg、22.6%減ると約21kgです。ただしこれは約17ヶ月かけた結果であり、毎月同じペースで減るわけではありません。

到達した割合で見ると、次のとおりです。

減量の程度10mg群15mg群プラセボ群
5%以上94.9%96.9%21.2%
10%以上88.1%92.3%4.6%
15%以上67.8%83.1%1.5%
20%以上44.1%66.2%0.0%

数値は平均であり、個人差があります。

マンジャロで途中からペースが落ちるのは体が変わったから

順調に減っていた体重が、数ヶ月後に動かなくなることがあります。効かなくなったのではなく、体重が減ったことで1日に必要なエネルギー量そのものが下がるためです。

厚生労働省のガイドラインには、体重から基礎代謝量を推算する式が示されています。

性別年齢基礎代謝量の推算式
男性18〜30歳15.057×体重(kg)+692.2
男性31〜60歳11.472×体重(kg)+873.1
男性60歳超11.711×体重(kg)+587.7
女性18〜30歳14.818×体重(kg)+486.6
女性31〜60歳8.126×体重(kg)+845.6
女性60歳超9.082×体重(kg)+658.5

総エネルギー消費量はこの推算値に1.3を掛けた量とされ、そこから約500kcal少ない摂取量が目標とされていました。

40歳の女性が80kgから72kgまで減ると、この式では基礎代謝量が約65kcal下がります。総エネルギー消費量にすると約85kcalです。減った分だけ、同じ食事でも差が出にくくなります。

止まったときの見直し方はマンジャロで痩せないのはなぜ?見落としがちな原因にまとめています。

月数を短くしようとして起きる失敗

早く結果を出したい気持ちから、次のような進め方をしてしまうことがあります。

1
増量を急ぐ
増量には4週間以上の間隔が必要です。早めても吐き気や下痢が強く出て、かえって中断につながります。
2
極端に食事を減らす
臨床試験では総エネルギー消費量から約500kcal差し引いた量が目標でした。それ以上の制限は続きません。
3
毎日体重を測って一喜一憂する
体重は水分で1〜2kg動きます。週に1回、同じ条件で測るほうが傾向が見えます。
4
1ヶ月で判断してやめる
導入用量の期間で判断すると、本来の効き方を試さないまま終わります。

マンジャロの月数を左右する食事と運動の目安

臨床試験の結果は、薬だけで出たものではありません。参加者は全員、食事療法と運動療法を受けています。

厚生労働省の最適使用推進ガイドラインには、その内容が具体的に書かれています。

出典 厚生労働省最適使用推進ガイドライン チルゼパチド(販売名 ゼップバウンド皮下注アテオス)

500kcalという数字は、ご飯を1杯減らして揚げ物を1品やめる程度の幅です。極端な制限ではありません。週150分は、1日30分を週5日と考えると現実的な範囲です。

薬が食欲を抑えている期間は、この形に体を慣らす機会でもあります。やめた後に維持できるかどうかは、この期間の過ごし方で決まります。

筋肉量が落ちると月数の後半で止まりやすい

体重が落ちるとき、脂肪だけが減るわけではありません。筋肉量も一緒に減ると、基礎代謝がさらに下がり、後半でペースが落ちやすくなります。

たんぱく質を確保しながら運動を続けることは、体重を減らす目的だけでなく、減った後の維持のためにも意味があります。

月数の途中でやめてしまう主な理由

計画した月数に届かず、途中で終わってしまうケースがあります。編集部の調査でも、治療で挫折した理由が集計されています。理由として多いのは次のようなものです。

1
費用が続かなかった
増量とともに月額が上がり、想定を超えたケースです。用量が上がると費用も上がることを前提に予算を組む必要があります。
2
副作用がつらかった
我慢できない胃腸症状がある場合、添付文書では減量や増量の延期を考慮するとされています。相談すれば量を調整できます。
3
結果が出るのが遅いと感じた
1ヶ月目は導入用量の期間です。この時期に判断すると、本来の効き方を見ないまま終わります。
4
打つのを忘れる週が増えた
曜日を固定してカレンダーに入れると続きやすくなります。

失敗しやすいパターンはマンジャロで失敗する人の特徴とは?で扱っています。

マンジャロで何ヶ月で痩せるかについてよくある質問

マンジャロは1ヶ月で何キロ痩せますか

1ヶ月目は2.5mgの導入期間にあたるため、大きな変化は出にくい時期です。食欲の変化を感じ始める方が多く、体重の動きが見えてくるのは5mgに上がる2ヶ月目からになります。

3ヶ月で10kg痩せることはありますか

開始時の体重によります。100kgの方の10kgは10%減にあたり、臨床試験では72週かけて88.1%(10mg群)が到達した水準です。3ヶ月での到達は一般的ではありません。

何ヶ月たっても痩せない場合はどうすればいいですか

厚生労働省のガイドラインでは、3〜4ヶ月投与しても改善傾向が認められない場合には中止するとされています。まず用量が合っているか、食事量が戻っていないかを医師と確認してください。

痩せる月数は年齢で変わりますか

基礎代謝量の推算式は年齢で係数が変わり、31歳以上では18〜30歳より低い値になります。同じ体重でも消費するエネルギーが違うため、月数に差が出ることはあります。年代別の考え方はマンジャロは40代でも痩せる?などで扱っています。

目標に届いた後も続ける必要がありますか

厚生労働省のガイドラインでは、十分な減量が得られた場合には72週を待たずに中止し、食事療法・運動療法だけでの管理に移ることを考慮するとされています。やめどきの基準はマンジャロはいつまで続ける?で整理しています。

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  • 2.5mg・5.0mg・7.5mg・10.0mgを取り扱い。初回は2.5mgから
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※自由診療です。効果・副作用には個人差があります。料金と条件の詳細は公式サイトでご確認ください。

月数の見通しは、開始時の体重と目標、そして体の反応で変わります。ミライメディカルクリニックのオンライン診療なら、自宅や職場から医師の診察を受けられ、増量の判断や停滞したときの相談を通院なしで行えます。

定期便は30日・90日・180日の周期から選べ、停止と解約は次回発送予定日の5日前までに公式LINEで連絡する形です。用量が変わりやすい最初の数ヶ月は短い周期、落ち着いてから長い周期という組み方もできます。

初めて使う方は2.5mgからの開始で、BMIが18.5以下の方には処方できません。BMI18.5〜20の方は2.5mgのみ、BMI23未満の方には10.0mgを処方できない基準を設けています。

まとめ

マンジャロで痩せるまでの月数は、目標の大きさで変わります。健康の数字が動く3%減までが3〜6ヶ月、治療として十分とされる5%減までが4〜6ヶ月、見た目が変わる10%以上は12ヶ月前後が目安です。

1ヶ月目は2.5mgの導入期間で、本来の量に届いていません。体重の動きが見えてくるのは5mgに上がる2ヶ月目からで、続けるかどうかの判定は3〜4ヶ月目に置かれています。

72週(約17ヶ月)まで続けた日本人の臨床試験では、10mgで平均18.4%、15mgで平均22.6%の体重減少が報告されています。減るにつれて必要なエネルギー量も下がるため、ペースは後半ほど緩やかになります。月数の計画は開始時の体重を基準に、割合で置くと見通しが立ちます。

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